こんにちは。セラピストのYUMIKOです。
季節や環境の変わり目で起こりやすい体調やお肌の不調。
定期的に「大人ニキビ」に悩まされている方も多いのではないでしょうか?
今回は、大人ニキビにも関係する「お肌のPHバランス」について、ご紹介します。
PH(Potential Hydrogen)とは
PH(Potential Hydrogen)とは、肌の水質(酸性/アルカリ性)を数値で表すもので、水素イオン量の違いを1から14までで表現します。
中央値の「7」を中性としています。
肌に良いPHの状態は?
お肌の場合、皮脂膜のPHは4.5~6.0の弱酸性に保つことで、バリア機能が働きやすく、肌を健やかな状態で保つことができます。
洗顔した直後の肌や汗をかいた肌は、一時的にアルカリ性になりますが、「アルカリ中和能」(アルカリ性を中和して元の弱酸性に戻す力)が働くことで、肌は弱酸性に保たれます。
PHバランスが崩れると肌荒れの原因に
しかし、「アルカリ中和能」の働きが弱くなると肌が弱酸性に戻りにくくなり、肌のPHバランスが乱れて肌荒れなどが起こります。
乾燥肌や敏感肌の方は、「アルカリ中和能」の働きが弱く、PHがアルカリ性になりやすい傾向があります。
また、加齢や紫外線などの外的ストレスにより、「アルカリ中和能」の働きが弱くなるとも言われています。
お肌のPHバランスが乱れてアルカリ性になると、黄色ブドウ球菌などの細菌が繁殖し、赤みやかゆみといった症状の原因になります。
PHバランスを整えて肌荒れ予防/改善
PHバランスが崩れると肌荒れを起こしやすいことはわかりましたが、どのような点に気を付けるとPHバランスを健やかに保てるのでしょうか?
主な予防/改善には、下記が挙げられます。
・健康な生活習慣(食事・睡眠・運動)
・適切な洗顔
・保湿
言わずもがなですが、肌に限らず、心身の健康を保つために大事な「生活習慣」。
夜遅くに脂っこい食事を摂ったり、睡眠不足が続いていたりすると、やはり肌の調子も悪くなります。
食事・睡眠・運動を見直すことが、肌の健康を保つ最も根本的な方法と言えます。
また、洗顔のしすぎも注意が必要です。
洗顔後の肌は一時的にアルカリ性になるお話はしましたが、これを繰り返しすぎると、肌に負担をかけてPHバランスを崩す原因にもなります。
ご自身の肌質や生活環境にあった適切な洗顔を心がけましょう。
乾燥もアルカリ性に傾く要因となるため、定期的な「保湿」もとても大事となります。
洗顔後や仕事の合間など、こまめに保湿を心がけるとお肌の調子も改善され、健康的な状態に保たれます。
いかがでしたでしょうか?
今回は、肌荒れ原因にもなる「PHバランス」についてご紹介しました。
「最近ちょっと肌荒れが続くな、、、」という方は、PHバランスを気にしてみると、意外な発見があるかもしれません。
お肌の悩みがある方も、ぜひお気軽にご相談ください^^